木造2階建て10所帯共同アパートの基礎工事を請け負いました。

基礎部分床面積140㎡。

現場にて建物配置の規準(縦横高さ)を決めたら

 

以下おおよその工事の流れです。

 

遣り方出し

根伐り

砕石敷き

防湿フィルム敷き

ステコンクリート打設

墨出し

基礎配筋

ベースコンクリート打設

墨出し

型枠工事

アンカーボルト設置

コンクリート打設工事

天端均しモルタル工事

型枠脱型

清掃完了

 

 

遣り方と砕石敷き後

地面から建物内にできるだけ湿気がいかないよう砕石の上に防湿フィルムを全面に敷きます。

ベース部分の配筋です。一番肝心なとこ。鉄筋がビシーッとまっすぐきれいですね。

何ミリの太さの鉄筋を何本、何センチのピッチで使いなさい、とちゃんと設計図面に記載されていますので設計通りに配筋します。コンクリートを打ってしまったら見えなくなってしまうところですのでちゃんと記録に残します。

配筋に関しては第三者の検査も現場で受けます。

「いやあ、きれいに配筋してますねぇ。」

BY検査官

そしたらようやくコンクリート打ち。

生コンクリート車とポンプ車を現場に横付けし現場内で打設します。

公道を使用するので、当然警察の道路使用許可もとります。

はい、ここでまた検査です。

使用している生コンクリートがちゃんと事前に決められている強度を出すか、塩分濃度や空気量は適正か柔らかすぎず硬すぎないかどうか。通常はこれを持ち帰り固めて1週間目と4週間目に実際つぶしてどれくらいの強度が出ているか調べます。

もちろんこれも後でちゃんとご報告いたします。

ベースコンクリートは無事打設完了したのもつかのま、すぐ墨出しして立上りコンクリート打設の為の型枠入れを行います。

金属製の型枠です。

木製の型枠より丈夫なので転用が可能なのとコンクリート表面がきれいに仕上がります。

そしたら今度は立上り基礎コンクリートの打設です。

また生コン車&ポンプ車のコンビ。

互いにそっぽ向いてるようですが実は仲がいい!?

ついでにガードマンと道路使用許可もセットで。

出ました、またコンクリート検査。

同現場において打設日が異なる場合、もしくは150立米を超えるたびに検査しなさいと設計図書や建築工事標準仕様書で定められています。

コンクリートの基礎と木製の土台を緊結するためのアンカーボルトもちゃんと決められた位置に設置します。

こうしてきれいに仕上がった基礎の上に土台を敷く大工さんへとバトンタッチしたのでした。めでたしめでたし。