銀座のとあるBar。

お店の顔でもある「カウンターを広く明るく、そしてツルツルにしたい」

というオーナー様のご相談から始まりました。

              左側:改修前                                 右側:改修後

一言でカウンターと言っても、その材質は様々。

石貼り、タイル貼り、木、メラミン板、セラミック、人工大理石、などなど。

今回は、天井や壁、床などの内装は変えずにカウンターだけの改修でしたので、

それらの部分との調和も必要でした。

また、予算や工期の考慮もしなければいけませんので現在のカウンターは撤去せずに、

天板部分にそのまま新しいカウンターを設置できるような材質、工法でご提案いたしました。

 

今回ご提案させていただいた材質はメタクリル樹脂を原料とした、アクリル系の人工大理石の

デュポン社製「コーリアン」

色や模様のバリエーションが多く様々な形に加工しやすく、高級感もあります。

カタログから数種類をお選びいただきサンプルを取り寄せしました。

カウンターの平面図です。左上が現在のカタチ。

どんな形がよいのか、お客様の頭の中のイメージを具体化します。

A~D案の4種類をご提案してみました。

 

最終的に決まったのは「E案」。

この図を元に製作会社と細かい部分の打合せです。

継ぎ目をどうするか、端部はどのように加工するか、といったカウンター自体のことから、いつどのように現場へ搬入するかといったことまで。

そして2週間の製作期間を経て、いよいよ現場設置です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下の写真は、カウンターの施工状況です。

レベル調整→天板合わせ→ジョイント接着→研磨

ちなみに、カウンターの下の壁には塩ビタイルを貼りLEDバーライトでおしゃれな間接照明。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

LEDバーライトの点灯テスト。フルカラー、調光ありなので、TPOに合わせてどんな色にでも調整できます。